発熱外来・一般内科
発熱外来・一般内科

発熱の伴う体調不良の患者さんの診療にあたっています。当院では発熱外来の事前予約はご不要です。受診前にご不明な点があればお電話でお問い合わせください。急性の発熱疾患は周囲にうつしてしまうことも多いので、当院では発熱している患者さん、発熱していない定期通院の患者さんのいずれもが安心して診療を受けられるように取り組んでいます。
患者さんは多くの場合、発熱+何かを訴えていらっしゃいますが、必ずしも原因は風邪とは限りません。風邪が肺炎であったということもあり、その際は入院での抗生物質(抗菌薬)治療が必要になることもあります。当初は患者さんだけでなく医師も風邪と判断していたけれど、全く異なる病気(急性心筋炎、急性心不全、髄膜炎、敗血症など)であったということもあります。これは、病気の症状は、当初ははっきりせず、時間が経ってより典型的になっていくことが多いという特性のためであり、早期の段階では風邪と見分けがつきにくいということがあります。
発熱外来での診療は、本質的には地域の『かかりつけ医』に求められる一般内科診療に含まれます。風邪症状に隠れた他の病気を少しでも拾い上げるということで、地域の健康を支えてまいります。辛い症状がある際は市販の薬で様子をみるのではなく、当院にご相談いただければと思います。
風邪は上気道感染症に含まれ、発熱外来の受診理由の多くを占めます。原因の多くはウイルス、一部は細菌であります。軽症の新型コロナウイルス感染症、インフルエンザも上気道感染症に含まれます。当院では一般的な検査に加えて迅速検査(インフルエンザ、新型コロナウイルス、マイコプラズマなど)を実施しています。上気道感染症に対して抗生物質は不要であることが多いのですが、必要な場合は決められた日数分をしっかりとお飲みいただいています。風邪であれば自然に治癒しますが、長引く場合は肺炎へ進展することもあるため再診いただき経過を診させていただいています。体のだるさ、辛い喉の痛み、頑固な咳といった風邪の症状を癒すには漢方が優れることが多く、必要に応じ処方しています。
一般内科では日々の体調不良全般を診療し継続的な投薬も行っています。何気ない症状をきっかけに病気が見つかることもありますので、薬を出して経過を診るだけでなく、必要に応じて総合病院とも連携して、隠れた病気の早期発見につなげる役割も担います。以下に内科でよく見られる症状を挙げています。「何科を受診したらよいかわからない」といった場合の相談も受け付けていますのでお気軽に受診ください。
このような症状と疾患の方はご相談ください。
ウイルスや細菌などの病原体によって腸に炎症が起こる病気です。下痢、血便、腹痛、発熱、嘔吐、頭痛などの症状が現れ、他人にうつしてしまうこともあります。通常は自然治癒しますが、免疫力の低い高齢者や小児では、重症化することがあるため注意を要します。夏季にはカンピロバクター、腸炎ビブリオ、大腸菌、サルモネラといった細菌によるもの、冬季にはノロウイルス、ロタウイルスといったウイルスによるものが増加します。治療は脱水を予防し、症状に合わせた内服薬を服用します。細菌性が疑われる場合には抗生物質(抗菌薬)を使用することもあります。38℃を超える発熱、血便、強い腹痛、回数の多い下痢は注意すべき症状であるため、ためらわず受診してください。経過次第で内視鏡検査、入院での治療が必要になることもあります。
咳が長引くと、体力を消耗し、睡眠不足、集中力の低下を招きます。会議中や接客中、静かな場所での咳は周囲に気を使いますし、仕事のパフォーマンス低下につながることも少なくありません。風邪の受診理由、再診理由で一番多い訴えも長引く咳です。長引く咳に対しては、想定される原因に応じて薬を選択することが重要になります。長引く咳の目安は2週間程度ですが、患者さん自身が『咳でつらい』と感じられた時点で受診いただければと思います。長引く咳の原因として、百日咳、気管支喘息、咳喘息、アトピー咳嗽、副鼻腔気管支症候群、胃食道逆流症、肺結核、心因性などが挙げられます。耳鼻咽喉科、呼吸器内科、消化器内科での検査が必要な場合は、地域の診療所、病院と連携を行っています。
アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、過敏性腸症候群、不眠症、頭痛、過活動膀胱など
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